イエスキリストの系図の意義

聖書:マタイの福音書 1章1節~17節
牧師:眞鍋 孝
本日の聖句:マタイの福音書 1章16節

ヤコブにマリヤの夫ヨセフが生まれた。
キリストと呼ばれるイエスはこのマリヤからお生まれになった。

呈言

マタイの福音書は、
ユダヤ人を読者に想定して記された書である。
ユダヤ社会では、
アブラハムに繋がる系図の存在は、
ユダヤ人であることを証明し、
大きな社会的意義を持つ。
旧約聖書を聖典とする敬虔なユダヤ教徒は、
救世主(キリスト)がアブラハムの子孫、
また、
ダビデ王の子孫から出てくると固く信じていた。
イエス・キリストの弟子マタイはその福音書の冒頭において、
ヨセフとマリアの子であるイエスが系図上キリストである資格を有していることを
宣言しているのである!

音声を聴く・ダウンロード